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2010年4月 5日 (月)

筆記試験 再現答案

 私の職場では、技術士の数がようやく二桁になったようです。

 これから掲載する受験記録は、自分自身のための記録(記念)でもありますが、基本的に私の職場向けに、これから受験する方に求められたら提供できるように作成したものです。これをブログ公開用にマスキングして掲示することとします。守秘義務には抵触しないつもりですが、そうでない場合は、私の未熟さ浅はかさの致すところであり、どうかお許しの上、無視してください(^-^;

 それでは第一弾として、筆記試験の再現答案を以下に記します。択一問題が70点でしたので、この程度の答案でも50点はとれるということです。今後の学習の参考にしていただければ幸いです。

 今後、内容を精査しながら、体験論文、口頭試験記録の順に、掲示していきます。

平成21年度 総合技術監理部門 筆記試験 再現答案

1.検討対象とする業務と発生事態の具体的内容

 不測の事態が発生したが放置せず対処したので多大な影響に至らなかったケースについて述べる。

(1)業務の概要

 ○○○市の○○○においては○○○○○○○○○○(○○○性の○○○○○○)による感染事故は発生していないが、○○○○省通知「○○○○○○○○○○等対策指針」に基づき、対策を実施する必要がある。私は実務担当者として○○○○○○○○○○対策に係る施設整備基本計画の策定に従事した。

(2)発生事態の具体的内容

 計画策定期間の大幅な短縮を余儀なくされたことである。○○○○○○○○○○対策については、○○年以上前に旧○○省から暫定対策指針が出されており、○○県○○町での集団感染事故もあり、対策の必要性は認識していた。○○○内においても検討を進めてきており、私もこの流れでこの業務に携わっていたところである。しかしながら計画策定の途中において、所管の○○○○省の○○検査の指摘結果やそれを受けての上層部の指示もあって、平成○○年度の前半までに○○○○○○○○○○対策を含む○○方法の変更認可を取得することとなり、策定期間を短縮する必要が生じた。私は総合技術監理の視点から、最適な計画策定を行った。

(1枚目は行余りなし)

2-1.不測の事態が発生したことによる影響

(1)人的資源管理の視点から

 計画策定にあたっての人的リソースが不足した。工期を制約条件とした場合には、職員の人的負担が増加し残業等による体調悪化が懸念された。したがって、経済性管理とのトレードオフの問題が生じた。

(2)情報管理の視点から

 ○○○市は平成○○年に○○○○○町と合併したところである。しかしながら、○○町の○○施設については、○○○の特性などの種々の情報が不足していた。この状況の中で工期を制約条件とした場合には、不十分な情報を基に計画策定を行わなければならず、品質への影響が懸念された。したがって、経済性管理とのトレードオフの問題が生じた。

(3)経済性管理の視点から

 計画策定にあたっては、工程、品質、コストの各管理をバランスよく行っていく必要があるが、工期を制約条件とした場合には、計画策定業務の一部を外部委託する必要が生じ、また外部委託によるコストがネックとなる場合には、計画内容を見直して検討範囲を縮小する必要がある。したがって、これらの管理間でのトレードオフの問題が生じた。

2-2.想定していても準備できなかった原因

(1)人的資源管理の視点から

 計画策定における執行体制の検討が不十分であったことが考えられる。従来の執行体制は、○○○○を総括する部署であり各種の計画策定を実施する○○○○課○○係の担当者(今回の業務では私)で素案を作成し、○○建設、○○管理、○○管理の各部門の担当者と協議を行い協議案を修正しながら作成していく手法であった。この場合、素案の作成や協議を受けての案の修正には素早く対応できるが、結果的に多くの期間を要することとなる。

(2)安全管理の視点から

 ○○○市においては、実際に○○○○○○○○○○による感染事故は発生したことがないため、汚染のリスクについて楽観的に判断するバイアスが働いていたことが考えられる。(このことにより計画策定の緊急性について、甘い判断を行った。)

(3)情報管理の視点から

 特に○○町の○○施設において、維持管理に係る情報の多くが暗黙知、個人知、埋設知であったことが挙げられる。(このことにより計画策定に必要な情報の収集に期間を要した。)

(4)経済性管理の視点から

 計画策定にあたっては、工程管理、品質管理、コスト管理をバランスよく考慮して実施する必要があるが、これに係る意識が希薄であったことが挙げられる。特に工程管理については、いきあたりばったりで作業の進捗状況に依存した管理であった。

(3枚目は4行余る)

3.総合技術監理の視点から想定すべき事項

(1)人的資源管理の視点から

 経済性管理とのトレードオフを解決するために、計画策定にあたってはワーキンググループを設置する。メンバーは○○、○○建設、○○管理、○○管理の各部門の担当者をあて、人選については、過去においてどのような仕事に携わったかを精査し、適任者をあてることとする。このことにより、通常業務においては設計積算や維持管理業務にのみ従事している担当者にも、○○○○の根幹的な意思決定に携われるという仕事を通しての自己実現インセンティブを付与することができ、全体的な作業効率が上がることが期待できる。また日頃は維持管理業務に疎遠な○○係担当者も、即座にこれに係る情報に触れることができ、計画案作成の迅速化が図られる。

(2)情報管理の視点から

 経済性管理とのトレードオフを解決するために、ナレッジマネジメントを行い○○施設に係る各種情報について、暗黙知、個人知を形式知、組織知とする知の移転を行う。具体的には、緊急時の現場出動の体験談等の聞き取り、業務日誌の整理分析等を行い、すぐに活用できる客観的情報とすることで、不測の事態が生じても多大な影響に至らないようにする。

(3)経済性管理の視点から

 工程、品質、コスト管理の3つの管理について、各管理を徹底した上で、バランスのとれた業務遂行に留意する。工程管理については、ガントチャート、ネットワーク工程表を作成し、クリティカルパスとなる作業を抽出し、改善の余地について検討する。品質管理については、工程がネックとなる場合には必要に応じて業務の一部を外部委託することを検討する。コスト管理については、計画策定範囲の見直しや既存資料が活用できないか再検討を行うことで、コストの低減を図ることが考えられる。

以上

(5枚目は12行余る)

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