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2010年4月 8日 (木)

技術的体験論文

 第二弾として、技術的体験論文を掲載します。

 リスク図については技術上の制約から掲載できませんが、ある先輩技術士からは、総監の論文らしくないという指摘も頂きました。ネタ的に使わざるを得なかったので、口頭試験で突っ込まれた際の想定問答をいろいろ考えていたのですが、意外にも試験官からお褒めの言葉を頂き、拍子抜けでした。出来がいいのか悪いのか、自分ではよくわかりません。

平成21年度 総合技術監理部門 技術的体験論文

私が○○○○○○○の技術者として行った業務のうち、総合技術監理部門の技術士にふさわしいと思われるものを以下に2例挙げ、後者について詳述する。

1.要対策○○項目の抽出と対策の検討

○○は○○○町との合併により○○○箇所の○○○を有することとなったため、安全管理の視点からリスクマネジメントにより、各○○○の○○面での問題点を抽出し対策を実施することで、○○の○の安全に万全を期すこととした。具体的には、○○と○○○○を対策が必要な○○項目として抽出し、○○対策(○箇所)としては他○○への切替工事を早急に実施して「リスク回避」、○○○○対策(○箇所)としては年次計画で○○○○○○○設備を整備して「リスク低減」、○の安全に係るリスクの低いその他の○○項目については「リスク保有」とすることとした。これにより、予算や人員の制約があるなかで、必要な対策を決定することができた。

2.○○○○○○○○○○対策

()私の立場と役割

 ○○○○○○○○○○(以下「○○○○」と略記する。)対策に係る基本計画策定の実務責任者として、課題の検討、計画案作成、国との協議等、一連の業務に従事した。

()業務を進める上での課題及び問題点

)課題  ○○の○○○において○○○○は検出されていないが、○○箇所の○○○が○○○○省通知「○○○○○○○○○○等対策指針」におけるレベル○に該当し、○○○○による汚染のおそれがあるため、早急に対策を実施することが課題であった。

)問題点  以下の点について、トレードオフの問題が生じた。

① ○○○○による汚染のリスクを低減したい。⇒ ○○○の廃止が不可能な場合は、速やかに新たな施設整備を行う必要がある。⇒ 予算総額や人員の制約があるため、老朽化した○○施設の更新工事を先送りせざるを得ない。⇒ 当該施設の老朽化に起因する事故のリスクが増大する。(安全管理におけるトレードオフ)

② ○○○○による汚染のリスクを低減したい。⇒ ○○○設備または○○○○○設備の整備が必要である。⇒ 両者とも○○においては初めての施設となる。⇒ 施設整備や維持管理における人的負担が増加する。(安全管理と人的資源管理とのトレードオフ)

(),()総合技術監理の視点からの提案及び成果

) 安全管理の視点から(トレードオフ①の解決策-その1)

◆提案  各○○○(○○○○~○○○○)の○○○○汚染のリスクを把握するために、次頁に示すリスク図を作成した【筆者注:リスク図は割愛】。各○○○について、縦軸の発生確率には、○○○○汚染の恐れの判定指標である○○○及び○○○○○○の検出率(検査回数に対する検出回数の割合)の和を、横軸の被害規模には、施設能力[m/日]を採用し、両軸とも対数目盛としてリスク図にプロットした。このリスク図ではリスク値(発生確率×被害規模)が等しいものは点線で示すような右下がりの直線上に現れ、リスク値の大きい○○○ほど右上に現れる。これにより、各○○○のリスク値の相対的な分布を把握できたことから、リスク値(=○○○○汚染のリスク)の大きい○○○から優先順位をつけて、年次計画で事業費の平準化を図りながら施設整備を行うこととした。

◆成果  予算総額や人員の制約条件の下で、○○○○汚染のリスクを最小限に抑えることができた。また事業実施にあたっての有識者による事前評価でも本計画は妥当と評価され、対外的な説明責任も果たせた。

) 経済性管理の視点から(トレードオフ①の解決策-その2)

◆提案  ○○○○対策に係る施設整備を優先的に実施するため、老朽施設の更新工事は一定程度先送りせざるを得ないが、今後の老朽施設の更新計画策定に際しては、アセットマネジメントの手法を導入することを提案し、実施に向けての作業に着手した。

◆成果  今後、施設の重要度や優先度を考慮した計画的な更新工事を行うことで、老朽化に起因する事故のリスク低減が図られ、ライフサイクルコストの最小化にもつながる。

) 人的資源管理の視点から(トレードオフ②の解決策)

◆提案  既に○○○設備、○○○○○設備を設置している先進都市に文書照会を行うとともに、上司と協議し了解を得て実機の視察も行い、両設備に係る多くの情報収集を行った。これを基に○内で報告会を開催し、新たな設備に係る知識の周知に努めた。また、両設備を最初に導入する○○○の検討にあたっては、安全管理の視点から○○○○汚染のリスクが大きい○○○を優先することを基本としつつ、施設整備の容易さ(機器設置スペース確保の容易さ、処理○○の大小)も考慮し、選定することを提案した。

◆成果  新たな設備に係る積極的な情報提供、施設整備の容易さを考慮した工事箇所の選定、事業費を平準化した施設整備により、人員の増員が困難な状況のなかで、新しい設備の導入に伴う人的負担を最小限に抑えることができた。平成○○年度からの施設整備実施に向けて、実施設計等の業務が順調に進められている。

()総合技術監理の視点から見て今後の改善が必要と思われること

)経済性管理の視点から

 平成○○年度から順次、○○○○対策に係る施設整備を実施していくが、今後はこれらの施設の運転状況等の情報収集に努め、保全予防の視点から、これを後続の施設設計に活かし、より信頼性が高く維持管理性のよい施設を整備していく必要がある。

)情報管理の視点から

 これまで○○の○○○においては○○○○による汚染事故が発生したことはないため、万一汚染事故が発生した場合は、一般市民のリスク認知にバイアスが働き、正確なリスク認知を得られない可能性があるため、危機管理時においては、広報等で正確な情報を伝え、一般市民が適切に対応できるようにすることが重要である。○○においては○○○○や地震等の災害時を想定した防災訓練は定期的に実施されているが、○○○○汚染に特化した対応マニュアルの策定、訓練の実施についても、今後検討していく必要がある。

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